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始球式を終えて、帽子を振って挨拶する渋谷良弥・元日大山形監督(右)と、栗原健太・楽天1軍打撃コーチ=12日、山形県中山町(柏崎幸三撮影) 


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始球式で、打者に立った日大山形時代の恩師、渋谷良弥元監督に直球で勝負。終わって握手する栗原健太・楽天1軍打撃コーチ(左)=12日、山形県中山町(柏崎幸三撮影) 
  第100回全国高校野球選手権山形大会の開会式では、星幼育園の園児らが「星雲太鼓」を力強く打ち、天童高校ダンス部が創作ダンスを披露し花を添えた。

 始球式では、天童市出身の元日大山形野球部の栗原健太・楽天ゴールデンイーグルス1軍打撃コーチ(36)が体を後ろに大きく反らせたフォームから投げると、120キロ超のストレートが真っすぐキャッチャーミットに。打者は、高校時代の恩師、渋谷良弥元日大山形監督(71)。30年間の監督時代に14回甲子園に出場した名物監督だ。

 ミットに「バシッ」という音ととともに、狙ったコース通りに「ストライクッ」。会場からは「オオッ」というどよめきとともに大きな拍手が湧いた。

 始球式後、報道陣に囲まれ栗原さんは「この場所(球場)は高校3年間で一番多くの公式試合をし、自分を進化させてくれた場所」といい、「高校2年の決勝で甲子園を決めたときもここでした」と思い出を振り帰り、山形の高校球児たちにメッセージを送った。「最後まで何が起こるかわからないのが高校野球。一球、一球、全力で、熱いプレーをしてほしい」
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